モヤっとするプロセカ
いい歳になって今まで触ってなかった音ゲーの自己研磨感が肌に合って、日々iPadを叩く毎日。ゲームを研究するものとして感じたことを書き連ねていく。

たまたま触ってその硬派さから私の中で大ヒットとなったArcaea。曲は課金だが、スコアは完全に実力。スタミナもキャラの経験値を入れるのに必要なだけとかなりストレスフリーな設計。最初こそほぼ無意味なスタミナシステムが不思議だったが、総括すると素晴らしいゲームだ。

一方、その時私はバンドリアイマスといった軟派なゲームとの温度差も感じていた。実はインストールして一通りプレイはしたのだが、背景が動く(ノーツが見にくい)、プレイ中にキャラが喋る(音楽が聞こえにくいし、ビックリする)といった要素にカルチャーショックを受けたものだった。それがArcaeaとGrooveCoasterで育った私には受け入れがたかった。(今思えばオフにすればよい話なので、ゲームの本質とは関係がない)

そんな中プロジェクトセカイカラフルステージがリリース。ゲームシステムは軟派音ゲーのそれと同等。それでもこのゲームのおかげでその本質を理解できた。

どんなに良い成績をとっても劣った成績の課金パーティにスコアが勝てない不条理。音ゲーとマルチプレイという相性の悪さを感じざるを得ない通信切断。

そして何よりモヤモヤしたのが、称号機能。手に入れた称号はスコアのアップに微力ながら貢献し、公開設定にすることでマルチプレイ時に他プレイヤーから見えるようにできるわけだ。ここに邪悪な要素が含まれていることに気づいてしまった。

基本的にマルチプレイ時は5人のプレイヤーの総スコアがリザルトに影響する。当然良いほうがいいのだが、このゲームには2位のプレイヤーを大きく引き離したスコアを取得し1位を取ったプレイヤーに与えられるSUPER STARというものがある。これを一定数とると例の称号が一つ手に入るのだ。つまり他のプレイヤーが下手であることをひたすらに願いながらプレイをする必要もあるのだ。

また、スコアに貢献する一部の称号を手に取らせない消極的な方法もある。それが写真のドッペルゲンガー。5人が同じ称号をつけておく必要があるのだが、自分が称号を一つもつけていなければ少なくとも自分とプレイしている他のプレイヤーがその称号をそのプレイで入手することはないということになる。こんな方法でも相対的に他プレイヤーのスコアを下げることができるのだ。

無論これは私の頭がおかしいだけで、そんなことを考えてプレイするゲームではないのは重々わかっているのだが、あまりにも切断が多く、単純に他プレイヤーに嫌がらせをするためだけの人間がいるということを疑わざるを得ないことから出た妄想なのかもしれない。

ひとえに音ゲーといえどもいくらでも考えることがある。ゲームはかくも等しく面白い。

そうでなくても私はこういった盤外戦術が大大大好きなのだ。これも記事にしていけたらと思う。

それでも。

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