「同僚とあまり仲良くしたくない」

普段結構社交的に振る舞っていた一番年上の同僚が打ち明けた人間関係観だった。これをわざわざ私に言ってくれた心意気やよし、適当に相槌を打ちながらも私も少し心の闇を見せておいた。

「去る者追わず、来る者拒まず」は本当に便利な概念で、私の人間関係も同じ思想に基づいて行われているが、結局「心を割って話せる友人」は「同族嫌悪」にのふるいにかけられ、簡単には存在できないことを彼との会話に見た。そいつも本当に異常者だが、半端者だ。

彼は最初に言ったように、緊張感を求めるために「親密さ」に縛りを設けようとした。ただ彼はかまってちゃんだ。人の集まるところに集まる傾向がある。そういった中途半端が本当に見てられない。「親密さ」に「ちょうど良さ」を求める彼の欲求は、得るのが最も難しいものだ。私も人間関係に関して考え直さなければらないと感じた。彼のように自己矛盾を内包しないように。

それでは。

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