久々に見直したぞKONMAI
このカードをご存知だろうか。「トムの勝ちデース」でお馴染みトムの切り札であり、原作のカードでありながら、その効果が何一つ判明していないカードでもあった。

キースが召喚した《ガーネシア・エレファンティス》の攻撃を無効にすることができ、なぜかそのあとトムが勝つ未来をキースにわからせるほどの能力。正直謎だったしあまり興味もなかったが、これを引っ張り出してきたデベロッパーに親近感が湧いた。

かつて《闇晦ましの城》の正規テキストの解読を試みた心境と、同じようなことを考える人間の存在を嬉しく思う。

《闇晦ましの城》原作テキスト再現
http://anarchychaosdisorder.blog.fc2.com/blog-entry-694.html

ただこの能力だったとすると、未来を宣言した上でキースが敗北を選ぶ理由がない。もし原作の《ガーネシア・エレファンティス》が攻撃時に《地割れ》が誘発する能力だったとしても攻撃しなければよいだけだ。原理主義者が考えるならば以下の能力にするだろう。

①:このカードがフィールド上に表側表示で存在し、相手のフィールドに「ガーネシア・エレファンティス」が存在する時、相手はカードの発動ができず、モンスターを通常召喚、特殊召喚できない。
②:このカードは「ガーネシア・エレファンティス」との戦闘で発生するダメージは0になり、戦闘で破壊されない。
③:このカードが表側表示で存在する限り、相手はバトルフェイズを行わなければならず、相手ターンのバトルフェイズ中に「ガーネシア・エレファンティス」は全て表側攻撃表示になり、このカードを攻撃しなければならない。
④:このカードが「ガーネシア・エレファンティス」と戦闘を行った相手のバトルフェイズ終了時、自分はゲームに勝利する。

原作における《ガーネシア・エレファンティス》はかなりの強カードであり、トップメタだったのだろう。実際攻撃力も高い。故にペガサスは同じ象である《飛行エレファント》というガンメタなコモンカードを使って、「メタゲーム」というカードゲームの面白さをPRしたのだと思う。この能力なら、キースが先行2ターン目で何もできず《ガーネシア・エレファンティス》の攻撃が無効になって敗北というシナリオが再現できる。

これは冗談にしても、OCG化はファンには嬉しいサプライズだ。

それでは。

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