最近モダンやらなんやらに手を出し、カルドハイムの発売を迎えた現在のMtG、基本地形の完全互換となる氷雪土地がすべてのフォーマットでリーガルとなっている。

盤外戦術は大いに受け入れられるべきで、直近にあった80枚赤ヨーリオン(テフェリーアバター・ルーカスリーブ)は私の大好きなニュースである。これはDTCGであることすら利用した特殊な例だが、使用するカードの採択は最も盤外戦術が活きる場面である。

フェッチランドを最もメジャーなものにすることで、1ターン目のプレイに影響を及ぼすことができるが、今回の氷雪土地は殆どの場面で氷雪土地が置かれていることに意味を見出せるため、なんら氷雪シナジーがないデッキでも氷雪シナジー誤認を目的に使用しない理由はない状態となっている。

MtGにおける基本土地は一種の自己表現であり、αの時代から延々と積み重ねてきた歴史だ。しかし今、氷雪土地を使うことによってプレイヤーは旧枠が好きか、新枠が好きか、フルアートが好きか、プロモが好きか程度の区別でしか自己表現ができないのだ。これはゆゆ式事態だと思いませんか?

コールドスナップの時は申し訳程度に氷雪地形メタがあったと記憶しているが、昨今の氷雪推しにはそれは見受けられない。まぁあったところで…なのだが。

もう戻れない。MtGはまた、面白みを一つ失ってしまったのだ。

それでは。

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