ある一定のアーキタイプを抑圧するカードという着眼点は私も考えていたところ。素晴らしいことだ。アーキタイプどころか中盤での対処がないと敗北に直結する《ナーガの海の魔女》、ミッドレンジ以下だと正直お手上げ状態だった《クリスタルコア》に調整が入るのは当然と言える。以下個別雑感。

《ナーガの海の魔女》
先程当然という話をしたが、この調整度合いは失敗と言える。散々【ナーガ巨人】は健全という前振りをしておきながら、マナコスト3増加はデッキ消滅の危険すらある。なぜ6や7ではなかったのか聞けるものなら聞きたいものである。

《性悪な召喚師》
これこそ《ナーガの海の魔女》方式を取るなら、なぜ8マナや9マナではないのか聞きたい。この矛盾こそが今ナーフで一番モヤモヤするところであり、失敗を感じる一番の原因である。

《悪魔の契約》
《取り憑かれた従者》
あまりにも早いターンにアグロを封殺するこれらのカードもアーキタイプ論を重視した結果だとしたら妥当。ただ《冒涜》がある限りアグロは厳しい戦いを強いられることとなり、【キューブロック】は強くあり続けるのは見えている(それが悪いというわけではない)。

《動員》
5マナで2マナミニオンが3体出ても強いし、もっと近い視点で考えたら、偶数奇数ギミックを利用したいいナーフだと思う。

《クリスタルコア》
よくよく考えたら前回ナーフされたのは《地底の大洞窟》だから、違うカードという見方もできる。うまいぞブリザード。ワイルド視点でみるなら、5/5でも4/4でもどっちでもいいかなという印象。

結局《性悪な召喚師》は一回も使わぬままナーフとなった。《ナーガの海の魔女》もだ。だから今回のナーフはなにも心に来ない。《屍山血河のグルダン》がナーフされなくてよかったと思うぐらいだ。

それでは。

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