共闘持ち、引いては《トリトンの英雄、トラシオス》の問題点が引き起こす壁に直面している。

《激情の薬瓶砕き》を手に入れて、いざデッキを組もうと思った時、最初に考えるのは相方となる共闘持ちであった。

《激情の薬瓶砕き》は特性上固有色に青を強く必要とする。これは強力な高コストのインスタントスペルに加えて、インスタントキャストを可能とする《予期の力戦》の存在があるためである。そうなったときに青の共闘持ち且つノーリスクで緑が足せる《トリトンの英雄、トラシオス》を使わない理由がない。そうなると普通に無限マナからそれで勝てばいいので、《激情の薬瓶砕き》は《トリトンの英雄、トラシオス》を使いつつ白抜き4Cにするためのカラーマーカーとしての役割が強くなってしまう。これでは本末転倒だ。強すぎるが故に共闘の価値、というより共闘の多様性を失わせてしまっている。

統率者セット特有のキーワード能力はどれも失敗だ。中には弱すぎてどうでもいいようなものもあるが、この共闘の欠陥は種類の多さも相まってミスの大きさが違う。《トリトンの英雄、トラシオス》、これさえなければ共闘も研究の余地があったことだろう。

日本人は何故か公式を重んじる。私もそうだ。個人で勝手に禁止にしてろというのはお門違い。是非協会にこの事実に気がついてもらって、《トリトンの英雄、トラシオス》を禁止にしてほしいと思うこの頃である。

それでは。

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